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トプカプ宮殿の至宝展
- 2007/09/23(日) 23:47:09
詳細はこちら↓
「トプカプ宮殿の至宝展」
明日で会期終了ってことで行ってきました。
一時期この辺は結構ハマってたので楽しかったです!
繊細で華麗な美術工芸品の数々や豪奢な宝飾品・衣装なんかは歴史物読む時の脳内映像の補完にもお役立ちなら、庶民がファンタジー系パラレルを書くための想像力を補ってくれて余りあるって感じw それになんつったって美しい物は目に楽しいっす!
今回とても興味深く見たのはコーランの写本や書の作品。
ちょっと前に読んだ「アラビアの夜の種族」の魔性の書物のイメージがガンと湧きました。偶像崇拝を禁じられているムスリム世界で幾何学的な文様が発達し、文字が高度な装飾性を持つようになったのは知識として知ってはいましたが、実際に目の当たりにした書の華麗さったらないですね。多分今までにも他の展覧会なんかで何度も目にしていたはずなのに当時はさほど興味がなかったので記憶に残ってないのかと…目の前にあるのに見えてないってコワイ
東洋の書の美とはまた全然違う艶やかさで、決済の書類なんかまで美術品みたい。展示の一番最後には中国から運ばれた青磁と青花が数十点展示されていました。実際にスルタンの食卓で使用されたそうで、釉薬が剥げていてスプーンのものと覚しき傷がたくさんついていたのが楽しかったです。そういえばどっちを向いても「これでもかっ!」って美々しく装飾された品々の中で水晶とルビーとエメラルドで作られたとてもシンプルに洗練されたデザインのチェスセットがありまして、なんつーか王侯の贅沢。ってな感じで大変印象的だったのであります。
しかし、産まれた時からこんなものにばっかり囲まれてたらどんだけ美しい物に対する感性が研ぎ澄まされていくんだろうって感じで溜息でした。なんかこう、まさに東洋と西洋の中間ていうか東洋的な繊細さと西洋的なゴージャスさが一番いい場所で折り合ってるっていうか…素晴らしかった。
さて、会場を出た場所にある売店で「ロクス(ム)」っていうお菓子を買いました。トルコではメジャーなお菓子らしいです。別名「ターキッシュ・デイライト」。
蛍光灯で撮ったからまずそうですみません;
プラスチックのケースにぎっちり
求肥やゆべしに似た食感て話ですが、みすず飴に似ているような気が。甘いけどしつこくないので紅茶と一緒なら結構何個もいけます。フルーツミックスなのに味がわかったのはミントと薔薇だけ…他の3種類は何味なんだろ。
お皿に盛ってみる
↑これを見て「あれ?」って何か記憶に引っかかってくるものが。なんだっけ〜ってググったら判明しました。映画の「ナルニア国物語」に出てくる、美味そう〜〜〜な魔法のお菓子。まさしくこれのことだったみたいです。
こちら→「魔法のお菓子レシピ」
映画観ててすっごく食べたかったんだよね!
ってわけで思いがけない出会いもあったりした興味深い展覧会でした。
ヘンリー・ダーガー展
- 2007/07/17(火) 20:18:52

よく出来ていたパネル。ちょっと欲しい
品川の原美術館で開催されていたダーガー展を会期終了直前に見てきました。
ダーガーを知ったのは、友人Tちゃんが図書館から6年ほど借りっぱなしでいつ返すか未定の美術書を「これいいんだよ」って見せてくれてから。最初の印象は「なにこれ、落書き?」。
ダーガーの絵が好きかっていうとさして好きじゃないしアートだと思うかって訊かれると疑問符の点灯するところで、でもアートを見分ける目を持つ人たちがアートだって言ってんだからアートなんだろうねえ〜、くらいな勢いです。でもダーガーの絵には不思議とどこか惹かれる…っていうか、気になるのかな。
たとえばダーガーの絵を見て、ピカソのゲルニカやミケランジェロのピエタや若冲の動植採絵を見た時のように身体の芯から揺さぶられるような感動があるかって言うと、まあないわけです。
でもダーガーの絵を見ると、色んなことを考える…っていうか、ダーガーさんって人の人生を考える。「捨ててくれ」って言った自分の作品をこんな風に公開されちゃって迷惑だろうなーとか。
孤独な人生を送って死後作品が認められたなんて聞くと、「生きてる間に理解してもらえば良かったのにね」なんて思っちゃうのはやっぱ見る側の自分に即した感傷であって、自分に即してって言えば私なんか自分に即して考えたらこっそり書き溜めてたエロ二次創作を「捨ててくれ」って遺言して、他人には意味も価値もないガラクタだから間違いなく遺言を実行してもらえると思ったのに勝手に「アート」とか言われて魂の秘密っていうか恥部?をたくさんの人に公開されて挙句の果てに切り売りされたらおちおち成仏もできない、とか。ましてそんな自分が人間嫌いだったりしたら世間から認められたなんて言われても全然嬉しくねえ!ダーガーさんも草葉の陰で嫌がってんだろうなあ。とか思うわけです。
あるいは、トレースしたモチーフだけで構成された画面を1人きりの部屋で淡い明るい色で彩色しながら、何を考えてたんだろう、とか。幼い少女達への残虐なまでの拷問や殺戮の光景を組み上げながら、何を考えてたんだろう、とか。楽しかったのか、敬虔な気持ちを持っていたのか、ひたすらに無心だったのか。それとももっと別の気持ちで画面に向かっていたのか。
ダーガーって人はその作品群を創作し続けた間、表現者や芸術家と呼ばれたことはなく、呼ばれようとも思わなかった人。何かを表現しようとしたことに間違いはなくても、そこに他人の視線の介在をまったく想像せずにひたすら自分の内面だけと向き合い続けた作品にはとてつもなく非現実的なその内容や表現と関わりなくダーガーさんて人があまりに色濃く生々しく投影されていて、だから彼の作品を見に来たたくさんの人たちは、作品そのものではなく彼の人生や彼自身を垣間見るためにやってきてるんではないかと思うわけです、自分も含めて。そこにあるキーワードが「孤独」かなーって気はするんですが、それもダーガーさん自身は与り知らぬ、見る側の勝手な感傷なんだろうなあと。ダーガー作品そのものと「一人ぼっちの長い人生を送った孤独な創作者」ってイメージは必ず対になって提供され、切り離して眺めることができないわけなので。
うーん、いや違うかも。私は彼の作品を理解できないからそーゆー見方になるだけか?なんにせよダーガー作品が死後見つかったこと、彼自身の口から作品に関する一切の発言を聞けないこと、そこに内包されたものをただ想像するしかないことは、閲覧者にとって不幸でもあり幸福でもあるような気がします。
砂曼荼羅
- 2006/07/17(月) 00:21:14
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」劇場公開時に見て以来ずっと気になっていた砂曼荼羅を見に行ってきました。ネパールからやってきた6人のお坊様が1週間かけて制作し、今日が完成の日。そして砂曼荼羅は完成と同時に壊すのが正式な作法ということで、その儀式も見学してきました。撮影禁止だったことを知らずに撮ってしまったのが(本当です〜;;)、下の画像です。
しかもピンぼけ…。「薬師如来の曼荼羅」だそうです。
小さくてよく見えないのですが、これは9割方完成している状態です。この絢爛な色彩はすべて色砂。この後、仏さまの済む宮殿の外壁を表す外側の四角形のさらに外側へ(多分空を表していると思われる)碧い縁取りが作られ、黄色の砂で瑠璃瓦の屋根が描かれて完成です。あとここには映っていないのですが、祭壇にお供えする祭具のようなものも粘土のような素材で手作りしていて、これもすごく精緻で綺麗な細工でした!って上手く言えなくてすみません…作ってたお坊様は和菓子職人になれるとしか…。
この後、曼荼羅が完成するまでに1時間半。
その後は実に2時間に及ぶ曼荼羅を壊すための儀式。
途中で何回もお経があげられるのですが、日本の読経と違ってもっとずっとプリミティブで声明っぽい。一番長かった「薬師如来を曼荼羅に降ろすためのお経」はなんと30分。お坊様達は身体でリズムを刻み、鉦を鳴らして、舞のような優雅さで印を切ってました。あれを蝋燭や線香の煙が濛々と立ちこめる現地の薄暗い石造りのお寺で見たらトランスしちゃうだろうな!!って思いましたヨ。蛍光灯が眩しいお部屋の中でさえトランスしそうだった!
以前ちょっとした成り行きでお茶の水・ニコライ堂のロシア正教のミサに出たことがあるのですがあちらもなんともクールで、なんですか、やっぱ民衆の心をぐっと掴まなきゃいけないせいかストレートに五感に働きかけてくる!!って感じます。
最後は独鈷杵で八方から曼荼羅に切り込みを入れ、後はお坊様達総動員でティシューでわやわや崩します(笑)。それから崩した砂を集めてまたお経を唱え、最後は川に流す――のが本来らしいのですが、どっかへ砂を運んでいったお坊様達はどこに流したのか??ずっと立ちっぱなしで疲れちゃって最後まで見なかったので、それは謎のまま…。
でもなんていうか、見ている方もとても敬虔な気持ちになる素晴らしい体験でした。やっぱりチベット行きたい!(←判りやすい/笑)
今年の夏は今月の22日(土)〜30日(日)に護国寺でも砂曼荼羅とバター彫刻の実演があるようなので、時間がとれたら覗いてきたいかなと思います♪
「チベット砂曼荼羅ライブパフォーマンス 2006」
http://www.tibethouse.jp/event/2006/sandmandala/
おでかけ
- 2006/07/08(土) 23:54:41
今日は上野で始まった「若冲と江戸絵画展」へ行ってきました。個人コレクションだし大したことないかな〜と思っていたら、「若冲」と銘打っているのは単にプライスさんが若冲好きで若冲の作品数が断然多いから!ってだけで、実は応挙、簫白、芦雪、暁斎、抱一、其一とめぼしいところは総まくり!!っていうか、プライスさんの審美眼すげー!!なんかもうどの展示室もすごいレベルでガン見しながら歩いていたので気が付いたら足がジンジンになってました。まだ始まったばかりとあって意外に空いていて、ゆっくりと好きなだけ好きな作品の前で過ごせて大満足です。でも改めて思ったのは、やっぱ応挙って絵が上手い(笑)。
一番最後の展示室では日本家屋の照明の中での日本の絵画の見え方、をコンセプトにした展示を行っていて、感銘を受けながら見ているうちに当然の連想で「陰影礼賛」→「やらとの羊羹」→「甘味」ってことで、神田の竹むらへゴー。私はあんみつ相方はあべ川、それから2人で揚まんじゅうを1個ずつ分けましたがなんで竹むらってあんなに美味いんですかね〜〜〜〜〜〜(>▽<)オーソドックスな甘味なんですけど、どれを頼んでも「こんな美味い○○○○食べたことない!!」ってレベルの美味さで(そんなに食べ歩いたりしてるわけじゃないくせに偉そうですが;;)、竹むら以外の店で甘味を食べることがめっきり少なくなりました…他によく行ってたお店はどこも竹むらに近いので、逆に「向こうまで行くか」って思っちゃうし。
その後はぷらぷら神保町まで散歩して雨が降りそうだったのですぐに帰ってきましたが、ジムに行こうと思ったら爆睡しちゃって行きそびれました。かなり歩いたので疲れてたらしい…まだ足が痛いです;;
その後は再び相方と「美の巨人達」で若冲とプライスさんのお勉強。一番好きな日本の画家は暁斎と北斎ですが、やっぱ若冲はすごいー。それにしてもフェルメールが2枚しかなかった「フェルメールとその時代展」(一生憎む)とは大違いでしたvvもう一回行きたいかもー。
多分相方がブログにプライスコレクション展のことを詳しく書く(明日未明くらい?)と思うので、よろしかったらこちらへどうぞ♪
http://yaji.blog1.petitmall.jp/
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